定 価 2,750円(本体 2,500円)
序章 進化生態学を解説するにあたっての前書き
第I部 生物の進化学
第1章 生物の進化とは
1.1 生物の進化の説明
1.2 進化現象の概略
1.3 進化は観察できる
1.4 現代の遺伝学と進化学の簡潔なまとめ
第2章 細胞分裂,染色体,メンデル遺伝
2.1 細胞分裂と染色体
2.2 メンデルによる遺伝の法則の発見
第3章 連鎖,エピスタシス作用,性の決定と伴性遺伝
3.1 連鎖と組換え
3.2 いろいろな遺伝とエピスタシス作用
3.3 伴性遺伝
第4章 量的遺伝と計量遺伝学,遺伝分散
4.1 量的遺伝と計量遺伝学
4.2 量的遺伝をもたらすものとしての遺伝子分散
第5章 遺伝子の本体DNA,遺伝子の翻訳とタンパク質合成
5.1 遺伝物質としてのDNA
5.2 DNA構造の解明と複製方法
5.3 DNA遺伝情報の発現のメカニズム
第6章 変異と突然変異
6.1 変異と突然変異
6.2 染色体突然変異
6.3 DNA情報の突然変異
第7章 集団遺伝
7.1 集団遺伝学
7.2 ハーディー・ワインベルグの法則
第8章 種とは何か
8.1 変異とは何か
8.2 生物における種の定義
8.3 生殖隔離
8.4 生物の分類学
第9章 自然選択説 遺伝子プール理論による進化の再定義
9.1 生物の進化と自然選択
9.2 遺伝的浮動,中立説,分子進化
第10章 自然選択の実例・進化の総合説
10.1 自然選択
10.2 自然選択の研究例
10.3 社会進化論
第11章 種分化理論
11.1 種分化の様式
11.2 異所的種分化
11.3 側所的種分化
11.4 同所的種分化
11.5 種分化が成立するまでに要する時間
11.6 その他の種分化モデル
第II部 進化から見た動物生態学
第12章 生態学とはどのような学問分野だろうか
12.1 階層構造で構成された観察単位
第13章 個体群における個体数の増加,種内競争,大卵少産・小卵多産,rK-選択
13.1 個体群動態
13.2 生活史の進化;繁殖方法の戦略
13.3 生活史形質の適応的表現可塑性
第14章 動物の生理生態
14.1 動物の資源としての食物
14.2 動物の時間制御:休眠,生物時計
第15章 種間競争,競争排除則,ニッチ分化,空間利用
15.1 資源としての食物・空間・時間
15.2 ニッチ分割と形質置換
第16章 捕食-被捕食,メタ個体群,個体群のサイクル変動
16.1 異なった栄養段階の動物の種間関係
16.2 個体数の変動とその要因,非周期的な爆発的増加
第17章 種間関係:寄生,共生,共種分化
17.1 動物の種間相互作用としての寄生と共生
17.2 生物間相互作用としての共生
17.3 送粉共生と共種分化,擬態
第18章 種間相互作用,栄養段階と食物連鎖,生物群集の種多様性
18.1 生物群集と種間相互作用
18.2 生物群集の生物多様性
第19章 生物地理学
19.1 古典的な生物地理学
19.2 島の生物群集をモデルとした現代の生物地理学
第20章 生態系の構造,物質循環,エネルギー流
20.1 生態系の基本構造
20.2 エネルギー流と物質循環
第III部 行動生態学
第21章 動物行動学の歴史,行動心理学の形成
21.1 日本における行動学分野の流行の推移
21.2 動物行動学の歴史
第22章 動物行動学の発展
22.1 ドイツにおける行動心理学の発達
22.2 闘争行動と闘争の儀式化の発見,宥和行動とあいさつ行動
22.3 行動心理学の発展的解消
第23章 血縁選択説と行動生態学の登場,真性社会性動物,子殺し行動
23.1 行動生態学の成立と血縁選択説
23.2 子殺し行動の発見と血縁選択説による再評価
第24章 最適戦略理論,ゲーム理論とESS
24.1 最適行動戦略理論
24.2 相互扶助行動とゲーム理論
24.3 代替戦略と生活史多型
第25章 性選択理論と配偶者選択行動
25.1 性選択理論の登場
25.2 配偶者選択行動
25.3 配偶者選択行動の進化に関する仮説
第26章 父権の確保と精子競争
26.1 父権の確保
26.2 交尾ガード
26.3 精子競争
第27章 性の進化,性に関する諸問題
27.1 何故有性生殖が進化したのだろうか?
27.2 何故性は2種類(メスとオス)型が圧倒的に多いのだろうか?
27.3 性の決定様式
第28章 性比に関する諸問題,性比進化の仮説
28.1 何故メスとオスの性比は1:1であることが多いのだろうか
28.2 フィシャー性比とは異なる理由で性比が0.5からずれる事例
第29章 動物の配偶形態
29.1 動物の配偶形態とは
29.2 動物の一夫一妻の説明
29.3 動物のその他の婚姻形態
第IV部 環境と保全の生物学
第30章 地球環境問題;地球環境問題各論
30.1 IGBPと地球環境問題
30.2 生態系サービスとSDGs
30.3 人新世
第31章 生物多様性問題;森林破壊・生態系の破壊と生物多様
31.1 生物多様性の3要素
31.2 気候変動と森林破壊の影響
31.3 絶滅危惧にある動物種
第32章 外来種問題
32.1 外来種問題の現状:外来種問題の5要素
32.2 外来種問題の対策と外来種の管理
第33章 生物保全問題の別視点;流域思考と都市の生態系保全など
33.1 別な視点からの外来種問題
33.2 極相林の思考と,日本土着思考としての里山運動
33.3 流域思考と都市生態系
終章 日本の進化学や生態学周辺の話
第I部 生物の進化学
第1章 生物の進化とは
1.1 生物の進化の説明
1.2 進化現象の概略
1.3 進化は観察できる
1.4 現代の遺伝学と進化学の簡潔なまとめ
第2章 細胞分裂,染色体,メンデル遺伝
2.1 細胞分裂と染色体
2.2 メンデルによる遺伝の法則の発見
第3章 連鎖,エピスタシス作用,性の決定と伴性遺伝
3.1 連鎖と組換え
3.2 いろいろな遺伝とエピスタシス作用
3.3 伴性遺伝
第4章 量的遺伝と計量遺伝学,遺伝分散
4.1 量的遺伝と計量遺伝学
4.2 量的遺伝をもたらすものとしての遺伝子分散
第5章 遺伝子の本体DNA,遺伝子の翻訳とタンパク質合成
5.1 遺伝物質としてのDNA
5.2 DNA構造の解明と複製方法
5.3 DNA遺伝情報の発現のメカニズム
第6章 変異と突然変異
6.1 変異と突然変異
6.2 染色体突然変異
6.3 DNA情報の突然変異
第7章 集団遺伝
7.1 集団遺伝学
7.2 ハーディー・ワインベルグの法則
第8章 種とは何か
8.1 変異とは何か
8.2 生物における種の定義
8.3 生殖隔離
8.4 生物の分類学
第9章 自然選択説 遺伝子プール理論による進化の再定義
9.1 生物の進化と自然選択
9.2 遺伝的浮動,中立説,分子進化
第10章 自然選択の実例・進化の総合説
10.1 自然選択
10.2 自然選択の研究例
10.3 社会進化論
第11章 種分化理論
11.1 種分化の様式
11.2 異所的種分化
11.3 側所的種分化
11.4 同所的種分化
11.5 種分化が成立するまでに要する時間
11.6 その他の種分化モデル
第II部 進化から見た動物生態学
第12章 生態学とはどのような学問分野だろうか
12.1 階層構造で構成された観察単位
第13章 個体群における個体数の増加,種内競争,大卵少産・小卵多産,rK-選択
13.1 個体群動態
13.2 生活史の進化;繁殖方法の戦略
13.3 生活史形質の適応的表現可塑性
第14章 動物の生理生態
14.1 動物の資源としての食物
14.2 動物の時間制御:休眠,生物時計
第15章 種間競争,競争排除則,ニッチ分化,空間利用
15.1 資源としての食物・空間・時間
15.2 ニッチ分割と形質置換
第16章 捕食-被捕食,メタ個体群,個体群のサイクル変動
16.1 異なった栄養段階の動物の種間関係
16.2 個体数の変動とその要因,非周期的な爆発的増加
第17章 種間関係:寄生,共生,共種分化
17.1 動物の種間相互作用としての寄生と共生
17.2 生物間相互作用としての共生
17.3 送粉共生と共種分化,擬態
第18章 種間相互作用,栄養段階と食物連鎖,生物群集の種多様性
18.1 生物群集と種間相互作用
18.2 生物群集の生物多様性
第19章 生物地理学
19.1 古典的な生物地理学
19.2 島の生物群集をモデルとした現代の生物地理学
第20章 生態系の構造,物質循環,エネルギー流
20.1 生態系の基本構造
20.2 エネルギー流と物質循環
第III部 行動生態学
第21章 動物行動学の歴史,行動心理学の形成
21.1 日本における行動学分野の流行の推移
21.2 動物行動学の歴史
第22章 動物行動学の発展
22.1 ドイツにおける行動心理学の発達
22.2 闘争行動と闘争の儀式化の発見,宥和行動とあいさつ行動
22.3 行動心理学の発展的解消
第23章 血縁選択説と行動生態学の登場,真性社会性動物,子殺し行動
23.1 行動生態学の成立と血縁選択説
23.2 子殺し行動の発見と血縁選択説による再評価
第24章 最適戦略理論,ゲーム理論とESS
24.1 最適行動戦略理論
24.2 相互扶助行動とゲーム理論
24.3 代替戦略と生活史多型
第25章 性選択理論と配偶者選択行動
25.1 性選択理論の登場
25.2 配偶者選択行動
25.3 配偶者選択行動の進化に関する仮説
第26章 父権の確保と精子競争
26.1 父権の確保
26.2 交尾ガード
26.3 精子競争
第27章 性の進化,性に関する諸問題
27.1 何故有性生殖が進化したのだろうか?
27.2 何故性は2種類(メスとオス)型が圧倒的に多いのだろうか?
27.3 性の決定様式
第28章 性比に関する諸問題,性比進化の仮説
28.1 何故メスとオスの性比は1:1であることが多いのだろうか
28.2 フィシャー性比とは異なる理由で性比が0.5からずれる事例
第29章 動物の配偶形態
29.1 動物の配偶形態とは
29.2 動物の一夫一妻の説明
29.3 動物のその他の婚姻形態
第IV部 環境と保全の生物学
第30章 地球環境問題;地球環境問題各論
30.1 IGBPと地球環境問題
30.2 生態系サービスとSDGs
30.3 人新世
第31章 生物多様性問題;森林破壊・生態系の破壊と生物多様
31.1 生物多様性の3要素
31.2 気候変動と森林破壊の影響
31.3 絶滅危惧にある動物種
第32章 外来種問題
32.1 外来種問題の現状:外来種問題の5要素
32.2 外来種問題の対策と外来種の管理
第33章 生物保全問題の別視点;流域思考と都市の生態系保全など
33.1 別な視点からの外来種問題
33.2 極相林の思考と,日本土着思考としての里山運動
33.3 流域思考と都市生態系
終章 日本の進化学や生態学周辺の話